現役医療者の視点

現役医療者の視点  AllAboutガイド

マスクの再利用 リサイクル方法と注意点

私は、この時期、花粉症対策でマスクをしますが、電車通勤の行き帰り、病院内一般業務、手術中、感染領域の業務など、1日数回~10数回、マスクを交換します。 全てが新品ではなく、時と場所により、マスクを再利用しています。 (自分が使ったマスクをリサイ…

新型コロナウイルス感染で変わる日本の医療

新型コロナウイルス感染の国内発生が確認された頃から、市販風邪薬のテレビCMが少なくなりました。例年と異なり、市販風邪薬で発熱、咳、鼻水などの諸症状を緩和させ、仕事などを頑張る人は減り、食事、睡眠、免疫力に気を配る人が増えています。 今シーズン…

「働き方改革」は医療改革のチャンス

2019年4月から始まった「働き方改革」は、戦後70年以上続いた日本の雇用システムを根本から変える改革です。 医療分野では、医師の長時間労働、過重労働の改善、つまり、医師のための改革として報道されることが多く、一般の人は関係がないと思われるかもし…

夫立ち会い出産、知っておきたいこと

サッカー・ワールドカップで、イングランド代表のMFファビアン・デルフ選手が、奥さんの出産に立ち会うために、決勝トーナメントの1回戦を欠場し、帰国したことが話題になりました。かつて、アメリカの大リーグでも、先発ピッチャーが試合の途中で、出産に立…

超少子化に異次元の処方箋はない

少子化問題では、社会学者の発言や対策案などにマスコミが飛びつき、あたかも少子化を防ぐ巧みな方法があるかのような期待を持たせますが、実は、正解などあるわけもなく、学者、有識者らの無責任な発言、主張が放置されています。 歴史上の「富国強兵」や、…

小学校の頃の性教育が草食男子を作っている?

ラジオ番組の中で、コメディアンで俳優のきたろうさんが、興味深い仮説を紹介していました。いつものように、番組ホスト、大竹まことさんが突っ込みを入れ、よき理解者であるアシスタントの壇蜜さんが、きたろうさんをサポートするという展開でしたが、きた…

妊娠中のカフェイン、コーヒー2杯はOK

愛媛大学 プレスリリース 妊娠中のカフェイン摂取は、子供にとって効用があるかもしれないという発表です。妊娠中のカフェイン摂取については、過剰に神経質になっている方がおられますが、適切な量であれば心配はいりません。ストレスを抱えた妊婦には、む…

ハンセン病と胎児標本問題

ハンセン病問題は、強制隔離、強制不妊手術、強制堕胎、胎児標本など、信じがたいような非人道的な負の歴史と考えられていますが、実は、当時の人は特に疑問を持たず、当然のこととして受け入れていた国の施策でした。 2016年、WHO(世界保健機関)は「ハ…

胎動カウントの実際

胎動カウントは、グラフにすると変化に気がつきやすくなります。 10回胎動カウントの正常例 はじめは、どんな胎動を1回にカウントするのか迷うかもしれませんが、実際にやってみると難しいことではありません。 目安として、30分以内に胎動が10回と思って始…

胎児標本問題の真実(なぜ胎児の遺体が残った)

産婦人科の跡地に15体の胎児標本が放置されていたと報道されました。 産婦人科跡地で胎児の遺体15体 NHK鹿児島 2018年02月05日 19時06分 去年11月、鹿児島市松原町で廃業した「鳥丸産婦人科」の建物の解体中に、瓶の中にホルマリンで漬けられた胎児15体が見…