現役医療者の視点

現役医療者の視点  AllAboutガイド

2018-01-01から1年間の記事一覧

夫立ち会い出産、知っておきたいこと

サッカー・ワールドカップで、イングランド代表のMFファビアン・デルフ選手が、奥さんの出産に立ち会うために、決勝トーナメントの1回戦を欠場し、帰国したことが話題になりました。かつて、アメリカの大リーグでも、先発ピッチャーが試合の途中で、出産に立…

超少子化に異次元の処方箋はない

少子化問題では、社会学者の発言や対策案などにマスコミが飛びつき、あたかも少子化を防ぐ巧みな方法があるかのような期待を持たせますが、実は、正解などあるわけもなく、学者、有識者らの無責任な発言、主張が放置されています。 歴史上の「富国強兵」や、…

小学校の頃の性教育が草食男子を作っている?

ラジオ番組の中で、コメディアンで俳優のきたろうさんが、興味深い仮説を紹介していました。いつものように、番組ホスト、大竹まことさんが突っ込みを入れ、よき理解者であるアシスタントの壇蜜さんが、きたろうさんをサポートするという展開でしたが、きた…

妊娠中のカフェイン、コーヒー2杯はOK

愛媛大学 プレスリリース 妊娠中のカフェイン摂取は、子供にとって効用があるかもしれないという発表です。妊娠中のカフェイン摂取については、過剰に神経質になっている方がおられますが、適切な量であれば心配はいりません。ストレスを抱えた妊婦には、む…

ハンセン病と胎児標本問題

ハンセン病問題は、強制隔離、強制不妊手術、強制堕胎、胎児標本など、信じがたいような非人道的な負の歴史と考えられていますが、実は、当時の人は特に疑問を持たず、当然のこととして受け入れていた国の施策でした。 2016年、WHO(世界保健機関)は「ハ…

胎動カウントの実際

胎動カウントは、グラフにすると変化に気がつきやすくなります。 10回胎動カウントの正常例 はじめは、どんな胎動を1回にカウントするのか迷うかもしれませんが、実際にやってみると難しいことではありません。 目安として、30分以内に胎動が10回と思って始…

胎児標本問題の真実(なぜ胎児の遺体が残った)

産婦人科の跡地に15体の胎児標本が放置されていたと報道されました。 産婦人科跡地で胎児の遺体15体 NHK鹿児島 2018年02月05日 19時06分 去年11月、鹿児島市松原町で廃業した「鳥丸産婦人科」の建物の解体中に、瓶の中にホルマリンで漬けられた胎児15体が見…